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安倍9条改憲NO!全国市民アクション11.3国会包囲大行動に4万人

2017年11月6日

日本国憲法が公布されてから71年目を迎えた11月3日、安倍政権の9条改憲を阻止するために新しく発足した「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」は、総がかり行動実行委員会との共催で、「11.3国会包囲大行動」を開催しました。全国各地からの参加者約4万人で国会を包囲、「安倍改憲反対!」「9条守れ!」「安倍政権打倒!」を訴えました。

集会は、13時からのMilk[弥勒]と中川五郎さんのプレコンサートの後、開催され、憲法9条を壊すな!実行委員会の菱山南帆子さんの司会で進行しました。

まず、高田健さん(全国市民アクション運営委員)が主催者を代表してあいさつ。「選挙の結果、改憲勢力が3分の2を確保したが、我々が作り上げてきた野党と市民の結束の力をさらに一層発展させて、安倍9条改憲の流れを打ち砕いて行くに違いない。我々のたたかいにすべてがかかっている。国会での改憲発議を阻止するたたかいを強めよう!」と訴えました。

スピーチは、鎌田慧さんが「国会では立憲野党は少数だが、デモや集会の力、市民の力で、改憲発議を阻止しよう!」と訴えました。また、落合恵子さんは「本当の安全保障とは、原発をなくし、米軍基地をなくし、憲法を守ることだ。諦めることなく前ヘ進もう!」と呼びかけました。

ピースボートの共同代表で、ノーベル賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の国際運営委員でもある川崎哲さんは「核兵器廃絶と憲法9条は、あの戦争からの教訓だ。9条をまもり、核兵器を世界からなくすことが、私たちの進むべき道だ!」と訴えました。

また、韓国の朴大統領を倒した市民のたたかいを担ったキム・ヨンホさんは「日本の憲法9条はアジアの宝だ。9条改憲は戦前のファシズムへの復帰と新しい軍国主義への出発になり、周辺国の軍拡を招く」と警告しました。

政党からは、立憲民主党代表の枝野幸男さん、共産党委員長の志位和夫さん、民進党参議院議員江崎孝さん、社民党副党首の福島瑞穂さんが登壇、それぞれたたかう決意を述べました。また、自由党代表の小沢一郎さんからはメッセージが寄せられました。

その後、集会は国会正門前、国会議員会館前、国会図書館前のステージごとに集会を継続開催。各ステージで多数の文化人や著名人がスピーチを行い、国会周辺を包み込む「戦争する国絶対反対!」「安倍政権をみんなで倒そう!」「立憲や野党と市民は共闘するぞ!」「改憲反対!9条守れ!」のコールが響き渡りました。

戦争をさせない1000人委員会が担当した国会議員会館前の集会では、弁護士の内田雅敏さん、ジャーナリストの高野孟さん、東海大教授の永山茂樹さん、落語家の古今亭菊千代さん、一坪反戦地主会関東ブロックの木村辰彦さんがスピーチを行いました。