【報告】高江オスプレイパッド、辺野古新基地建設を許さない東京集会 日比谷野音に3900名が参加
12月10日、総がかり行動実行委員会は、「基地の県内移設に反対する県民会議」「『止めよう!辺野古埋立て』国会包囲実行委員会」と共催で、「高江オスプレイパッド、辺野古新基地建設を許さない東京集会―最高裁は沖縄の民意に寄り添う判決を―」を、東京の日比谷野外音楽堂で開催しました。集会には、約3900人が参加、「辺野古・高江新基地ノー」と書かれたプラカードを掲げ、銀座までデモ行進しました。また、把握しただけで全国33の都道府県37カ所で沖縄に連帯する集会が開催されました。
集会は、まず、主催三団体の代表が挨拶。「基地の県内移設に反対する県民会議」の仲本興真さんは、「沖縄復帰40年、米軍は今なお占領地のように傍若無人にふるまい、安倍政権は負担軽減の名を借りて基地の固定化と機能強化で、未来永劫、県民を基地に縛り付けようとしている。断じて許すことができない」と訴えました。「『止めよう!辺野古埋立て』国会包囲実行委員会」の青木初子さんは「機動隊員による<シナ人・土人>の差別発言を、安倍内閣は『差別発言ではない』と閣議決定した。こんなことは絶対に許せない。沖縄のたたかいを東京からも発信していきましょう」と呼びかけました。「総がかり行動実行委員会」の高田健さんは、「安倍政権の暴走が続いている。南スーダンへの自衛隊派遣と沖縄の問題は一体のものだ。来るべき衆院選挙で立憲野党と市民が連携して諸悪の根源でもある安倍政権に大きな打撃を与えよう」と訴えました。
次に、各政党の代表が挨拶。民進党の初鹿明博衆院議員、共産党の笠井亮衆院議員、社民党の又市征治参院議員、沖縄の風の糸数慶子参院議員が熱い連帯の挨拶を行い、安倍政権打倒に向けて共にたたかうこと決意を述べました。
武田真一郎さん(成蹊大学教授)が「高裁判決と最高裁」と題してミニ講演を行い、「福岡高裁の判決はふたつも大きな誤りがある。一つは翁長知事の埋め立て承認取り消しについて違法か否かを審査すべきところを、国が有利になるために仲井真前知事の埋め立て承認について審査していることだ。二つ目は普天間基地の危険性除去のためには辺野古しかないと証拠も根拠なく断定していることだ。最高裁はこのような誤りをきちんと審査して正しい判断をすべきだ」と述べました。続いて、評論家の佐高信さん、第9次横田基地公害訴訟原告団長の福本道夫さん、木更津のオスプレイ来るな・いらない住民の会の佐藤奈美子さんが連帯アピールを行いました。
最後に、辺野古・高江の基地建設反対運動への弾圧に強く抗議する緊急アピールと「高江と辺野古の新基地建設に反対する沖縄県民と『本土』の市民は固く結びあいましょう」と呼びかける12.10集会アピールを採択して集会を終了し、銀座へ向けデモ行進しました。
同じカテゴリの記事
- 2018年2月21日
【報告】安倍9条改憲阻止、安倍政権打倒!2.19国会議員会館前行動に1800人
- 2017年11月6日
安倍9条改憲NO!全国市民アクション11.3国会包囲大行動に4万人
- 2017年5月8日
【報告】施行70年いいね!日本国憲法 平和といのちと人権を!5.3憲法集会に5万5千人