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【報告】南スーダンに自衛隊を送るな!いのちを守れ!10.30青森集会に1250人

2016年11月1日

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10月30日、冷たい雨が時折ぱらつく中、南スーダンPKOへの自衛隊派遣に反対する現地集会が青森県・青森市で開催され、約1250人が参加しました。参加者は集会後「自衛隊の南スーダンへの派遣反対、自衛隊員の命を守れ、南スーダンからの即時撤退を!」と叫び、市内をデモ行進しました。

11月20日以降予定される南スーダンPKOへの第11次派遣の主要部隊は、青森市にある陸上自衛隊青森第9師団第5普通科連隊となっています。11月11日には「駆けつけ警護」などの新任務付与が閣議決定される予定です。集会は、戦争法廃止を求める青森県民ネットワークと総がかり行動実行委員会の共催で開催され、最初に主催者挨拶として青森県9条の会共同代表の神田健策さんが挨拶しました。神田さんは「戦後初めて日本の自衛隊が海外で殺し殺される事態が現実のものになろうとしている。私隊はこれ以上安倍政権の継続を許してはならない。野党共闘と市民の力で参院選では東北6県のうち、この青森を含む5県で勝利することができた。衆院選挙でも野党と市民の力で与党議席の大幅減少が可能だ、安保法の全面発動、殺し殺されることが現実となる南スーダンへの自衛隊の派遣に反対しましょう」と呼びかけました。

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総がかり行動実行委員会の高田健さんは南スーダン情勢の報告を行い、「武力紛争が発生し、たくさんの犠牲者が出ている南スーダンがPKO参加5原則も崩れている内戦状態にあることは明らかだ。しかし、安倍政権は、『現地は安定している』とか、『衝突でしかない』などとごまかし、アメリカと一緒になって世界で戦争ができる道を確保するため、南スーダンでのPKO駆けつけ警護等の実績を確保しようとしている。何としても認めるわけにはいかない。これを阻止するには、全国で声をあげるとともに、野党と市民の力を結束させて安倍政権を打倒するしかない。この道しかないのです」と訴えました。

各政党の代表として民進党から、升田世喜男衆院議員と田名部匡代参院議員、共産党から高橋千鶴子衆院議員、社民党青森県連代表の三上武志さんが登壇。それぞれ、「野党と市民の力で、安倍政権とたたかい抜く」と決意を述べました。さらに、自衛官を息子にもつ平和子さん(仮名)が発言し、「自衛官の命が将棋の駒のように扱われている。安倍総理や稲田防衛大臣なんかに息子の命は預けられない。息子一人が無事ならそれでいいとは思わない。私はこの流れを一日でも早く終わらせ、息子と笑顔で再会するためにも声を上げ続けたい!」と訴えました。また、ママの会@青森の坂本麻衣子さんが発言し、「だれの子どもも、殺し殺されてはならない」と訴えました。