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【報告】止めよう！辺野古埋め立て2.21アクション国会大包囲行動に2万8000人

2016年2月22日

2月21日、国会大包囲行動実行委員会と総がかり行動実行委員会の共催で、「止めよう！辺野古埋め立て2.21アクション国会大包囲行動」が行われ、2万8000人が参加しました。

菱山南帆子さん（解釈で憲法9条を壊すな！実行委員会）の「新基地建設、今すぐやめろ！」の力強いコールで集会はスタート。主催者を代表して大包囲実行委員会の野平晋作さんと、総がかり行動実行委員会から鎌田慧さん（ルポライター）が挨拶、それぞれ辺野古の新基地建設阻止のたたかいの強化を訴えました。

「沖縄からの訴え」として稲嶺進さん（名護市長・オール沖縄会議共同代表）が登壇、「今、三つの裁判闘争でもたたかっている。辺野古の問題は沖縄だけの問題ではなく日本の民主主義の問題だ。地方自治と民主主義をないがしろにする安倍政権は許せない。衆議院選挙で沖縄ではすべて、我々が勝利した。次の参議院選挙ではこれを全国化して勝利すれば、辺野古の基地建設阻止の大きな力になる。ともに頑張ろう」と訴えました。

安次富浩さん（ヘリ基地反対協共同代表）は、「普天間基地の即時閉鎖と、辺野古新基地建設反対は沖縄の民意だ。この民意の無視は沖縄への差別以外の何物でもない。参議院選では野党統一で、自信をもって安倍政権を倒そう」と訴えました。

玉城健一郎さん（宜野湾市議、自治体議員立憲ネットおきなわ）は、「宜野湾市長選では力不足で結果を出せなかったが、6月の沖縄県議選、7月の参議院選挙でリベンジし、安倍政権を倒そう！」訴えました。

沖縄県選出の国会議員、赤嶺政賢衆議院議員（日本共産党）、照屋寛徳衆議院議員（社会民主党）、玉城デニー衆議院議員（生活の党と山本太郎と仲間たち）、中里利信議員（無所属）、糸数慶子参議院議員（沖縄社会大衆党）、政党を代表して近藤昭一衆議院議員（民主党）、笠井亮衆議院議員（日本共産党）、吉田忠智参議院議員（社民党党首）がそれぞれ挨拶を行いました。

続いて、平和フォーラムの勝島一博副事務局長が連帯の挨拶を行い「平和フォーラムは、この国会包囲のたたかいに連帯して、札幌・仙台・富山・名古屋・大阪・岡山・高知など全国各地で、集会やデモを実施している。これからも全力でたたかう」とその決意を語りました。

全労協の金澤壽議長、安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長がたたかいの報告と決意を述べました。

地域からのたたかいの報告として、千葉県船橋市の市議会における辺野古新基地建設早期実現の議会決議の採択を阻止する取り組みの報告を岩井友子市議（日本共産党）、三宅桂子市議（市民ネット）が行いました。「昨年12月、船橋市議会総務常任委員会では5対4で辺野古新基地早期建設の陳情が採択され、本会議で採択されそうな事態となった。市民と一緒に取り組んだ結果、本会議で27対22で否決され、阻止することができた」との報告がありました。

辺野古土砂搬出反対全国協議会の阿部悦子共同代表は、「辺野古の基地は海を埋め立てて建設されるが、その埋め立ての土砂は2100万立方メートル、そのうちの8割の1700万立方メートルが、本土の小豆島、五島列島、天草、種子島、徳之島などの山を削って持ち込まれる。美しい自然の山や島を削ってつくられる辺野古への土砂の搬出を止めるたたかいを！」と訴えました。